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ネットを見ていて知った『作家の収支』 森博嗣著をアマゾンのレビューを見てみたら面白そうだったので図書館で借りて読んでみました。

作家の収支 (幻冬舎新書)

私は森博嗣という作家を全然知りませんでした。

2014年に武井咲と綾野剛のダブル主演で、フジテレビ系の「火曜21時枠」で放送された「すべてがFになる」という連続テレビドラマの原作を書いたひとらしいです。
森博嗣さんの小説は映画やゲーム化されているらしいのですが、私が好きなジャンルの作品ではないためか作品も森さんのことも全く知りませんでした。

それでもアマゾンの評価をみたらこの『作家の収支』 が面白そうだったので興味を持ち図書館で予約しました。
私がこの本に気がついたぐらいなので人気がある本らしく図書館でも何ヶ月か待ちになりました。

そんな私でも森博嗣さんが書いたこの本は面白くてすぐに読み終わりました。

『作家の収支』はタイトルの通り、森博嗣さんがご自分の収支ついて包み隠さず書いたエッセイです。
そもそも他人の給料なんてなかなか知る機会はありませんが、作家の給料なんて想像もつきません。

私は林真理子さんや山田詠美さんの本が好きで昔からエッセイを読んでいましたがたまに彼女らのエッセイにもお金の話がでてきます。
でもそのお金の具体的な金額は想像もつかないし、きっと私のような庶民とは違った桁違いのお金を使った生活を送られているのだろうと思うぐらいでした。

そんな感じで私の中で作家の収支は長年謎でしたが売れっ子作家の森博嗣さんが『作家の収支』 で全てその内容を明かしてくれました。

出版界の印税のしくみから、出版以外で稼いだ場合の収入、本がテレビ化、映画化されたときに稼げる金額などとにかく具体的な金額が書かれています。
こんなこと書いちゃっていいの?というぐらいです。

それを知ったからといって今の私には何も関係のないことなのですが売れっ子作家というのはこれだけ稼げるのかという感想を持ちました。

とにかくその内容はそこいらの本では書かれていないことなのでおもしろく、森博嗣さんについて全く知らない私でも楽しめる本でした。

森博嗣さんや作品について知っている人だったら更に楽しめる本だと思います。

本を読んでいて印象に残ったことは森さんが国立大学の助教授をしていたときの給料が手取りで45万円ぐらいと書いていたことと、出版社が海外旅行に取材と称して連れて行ってくれたときにファーストクラスを利用させてくれたと書いていたことです。

国立大学の助教授の給料なんてそれこそ知る機会もありませんというか知ろうとも思いませんでしたが、この本でそれを知り、へえと思いました。
売れっ子作家は出版社がファーストクラスで海外に行かせてくれるというのも驚きでした。

出版業界や給料についてもとにかく客観的にそして数字が具体的に細かく書かれていてとても面白かったです。

森博嗣さんは本の中で一番の趣味が庭園鉄道と書かれていて何のことかわからなかったのですが、調べてみると森さんのサイトにたどり着きました。

こんな立派なものを個人が所有するということに驚きました。

森博嗣さんのサイト

『作家の収支』 の前に書かれた『小説家という職業』という本も話題になったようです。
こちらもぜひ読んでみたいと思いました。

小説家という職業 (集英社新書)


この本の中に出てきた森さんが書かれた絵本『星の玉子様』にも興味を持ちました。
絵がとても素敵です。
小説だけでなく、絵の才能もあるなんてすごいと思いました。
奥様はイラストレーターのささきすばるさんという方らしいです。

STAR EGG 星の玉子さま

ウィキペディア 森博嗣

森 博嗣(もり ひろし、1957年12月7日 – )は、日本の小説家、同人作家、工学博士。元名古屋大学助教授。ローマ字表記はMORI Hiroshi。妻はイラストレーターのささきすばる。近年は、清涼院流水が立ち上げたプロジェクト「The BBB」(Breakthrough Bandwagon Books)に参加し、英語版の著作を発表している。

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